自然でユルイライフスタイル

フリーランスとして活動するブログの先生がライフスタイルや雑記を気の向くままに、したたかに。結局のところ人間は美しさを求め、自然体を追求し、上手い飯を食う!それが一番幸せになれるんだ。そんなヒントをお届けできたらと思います。

多くの人におすすめしたいビジネス書!10月読破本イチオシの「ビジョナリー・カンパニー2」

読書の秋。
社会人はもとより、ブログで小銭を稼いだり、趣味が小遣い稼ぎ(またはそれ以上)に昇華しそうな人にぜひ読んで欲しい一冊に出会いました。
私が10月に読んだ本の中でもビジョナリー・カンパニー2はダントツでした。
要約・感想をご紹介してみます。

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
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ビジョナリー・カンパニー2の要約

ごく普通の企業から偉大な企業へと飛躍した背景にはいったいどういった要因があったのか。このテーマを元に複数の企業に対して調査。
数年に及ぶ著者のチームでの研究・調査結果を元に裏付けられた以外な共通点は「情熱を注げるものか」「世界一になれるものか」「経済的原動力が伴うものか」これら3点が重なる部分に事業を重点化しているかどうかだった。
というものです。

この本の素晴らしいところは、同業種同士で「偉大な企業」と「そうでない企業」とを比較していること。対象の企業に何度となくインタビューを重ねたり、時には研究チーム同士で激論を交わしたりして。そのせいか、どこを読んでも圧倒的な説得力が文面から伝わります。

この本を読もうとしたきっかけ

私は現役の企業人。転勤やそれなりにハードな部署も経験しています。
能力・成果の高低にかかわらず報酬はほぼ決められた額。自分ではどうすることも出来ないほどの非効率なオペレーション。(うちに限らず多くのサラリーマンが「まぁ仕方ないか」と感じていることかもなのかもしれませんが)こういったものに不満を持つことも少なくなく、偉大な企業(≒私が理想とする企業像)とはどういったものかというのを探ってみたかった次第。私個人としての活動(行動)にも何か活かせるものが得られれば良いな。と思い手にとった一冊です。

購入はkindleで。読みたい時に、どこでも読める

そこそこのお値段がするためしばらく購入を温めていたのですが、とうとう購入を思い立ったのが9月末〜10月の頭。
購入を決めれば一瞬でダウンロード&読書が開始できるのは電子書籍のありがたいところ。
kindle版だと多少の割引が効くのも見逃せません。

風呂場や旅先(移動中)で読むことも可能です。


核心部分を厳選してまとめると「ハリネズミの概念・3つの円」

偉大な企業へと発展を遂げるための重要な要素は、以下のものであると著者は結論づけています。

飛躍した企業では、戦略の策定の基礎として、3つの主要な側面を深く理解している。これらの側面を我々は「3つの円」と呼ぶようになった。
この深い理解を単純で明快な概念にまとめ、全ての活動の指針にしている。これが「ハリネズミの概念」である。

  • 自分が世界一になれる部分はどこか

 この基準は、中核的能力がどこにあるかよりもはるかに厳しい。世界一になれる部分は、その時点で従事していない事業かもしれない。

  • 経済的原動力になるのはなにか

 飛躍した企業はキャッシュフローと利益を継続的に大量に生み出す最も効率的な方法を見抜いている

  • 情熱を持って取り組めるのは何か。

 どうすれば熱意を刺激できるのかではなく、どのような事業になら情熱を持っているかを見つけ出すこと

この3つの点が重なる部分にエネルギーを注ぎ、(極端に言えば愚直なまでに)取り組み続けることこそが、偉大な企業へと発展する要因だった。というものです。

読んでみた感想

企業人としての心得のみならず、ブログなどに代表?される個人の活動であってもこれは応用できると感じました。ぜひ誰かに伝えたい。と。
うちのブログも元はといえばスノーボードの滑り方をご紹介するものだったのですが、趣味でやっているのを良いことに、あれやこれやと寄り道すること数知れず。。。
テーマは分散してしまいますが、どうせ記事を書くなら「誰よりもためになる情報を!」と心がけるようになりました。

・・・実際は、ためになる部分があまりに多すぎて、読んですぐは頭の中を整理するのにいっぱいいっぱい。感想を書くに書けない状態になっていたのはここだけの秘密です(笑)

どうも私の場合は読んですぐに感想を書くというのはなかなか難しいようで、何日か寝かせて「ふるい落とされずに残っている」情報を元にやっと記事にこぎつけることができました。あれもこれも!と考えながら動くよりも、ツボを抑えてシンプルに行動したほうが結果的に良いということにしておきましょう。

実は他の書籍でもおすすめされている、ビジョナリー・カンパニー

以前書いたこちらの本でも紹介されている他、

この本で触れられているハリネズミの概念。
・世界一になれる部分はどれか
・経済的原動力はなにか
・情熱をもって取り組めるものか
これら3つの領域すべてに該当するものでなければ、ビジネスとして成功しないとのこと。ブログ書きにも参考になりますね。

最近の読書ネタで紹介したこちらの記事でも、社会人が読むべき50冊の中で紹介されています。

優れた経営者たちは、「まずはじめに、適切な人をバスに載せ、不適切な人をバスから降ろし、その後にどこに向かうべきかを決めている」のだそうです。目標よりも、人を選ぶのが先だというわけです。

このような視点は、経営者でなくても役に立ちます。たとえば仕事でプロジェクトチームをつくる時などに、この本を読んだ経験が活きてくるはずです。

全く別の2冊の本からも、このビジョナリー・カンパニーが紹介されています。
それだけ多くの方に影響を与えている本だということは、素人目にも明らか。それに、自分が読んだ本がこうしてつながってくると、読書ってとても面白いものですね!

アクセス倍増。楽しくて、ためになることは、続ける価値がある!?

この本を読んだおかげも間接的にあるかもしれません(逆に、無いかもしれません)が、7月に大幅下落したアクセス数がここに来て急上昇しました!
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とくにバズった記事も無いので原因は不明。google先生の気まぐれか?
楽しいからこそ、愚直に続けることが出来たのかもしれません。改めて、ご覧頂いている皆様・温かいコメントをくださる皆様に感謝です。
「7月中旬に大幅アクセス減になった」と晒した記事がこちら。

ここから約3ヶ月。。。めげずに続けることで、結果がついてくることもあるのですね。

心から好きなことをしており、その目的を深く信じているのであれば、偉大さを目指さないことは想像すら難しい。全く当然のことなのだ。

読書の秋。参考になれば幸いです。

では!

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ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則