福井県にある空き家リノベーション施設を取材しています。
具体的な利用条件・金額などを伺いました。
破格の利用料金
この施設の利用料金はいくらなんでしょうか?
2名までで1日5000円です。あとは1名増えるごとにプラス1000円としています。
安い!電気ガス水道も自由に使えて、寝ることもできて。ということですよね。
移住の体験・・・いわば学習施設のような目的の建屋ですので、多くの方に来ていただきたいと思っています。
スポンサーリンク
都会の方でもOKなの?
都会の方でもOKなんでしょうか?
もちろんです。たくさんの人に利用いただけると、施設利用料としても潤いますが、それだけにとどまらず、この施設・この地域にどれだけ関わりを持っていただけるか。というところにアプローチしていきたいですね。そうやって外から来られた人が、この地域に魅力を感じてもらって、つながりを持っていただける。そうすることで、我々の活動も実績が積み上がってくる・・・。といった具合です。
地域の活性化につなけていきたいですね。
もちろんそうですね。そして本業の土建屋業を差し置いてなんでこんなことをしているかというと、もともと我々の土建業というのは地元自治体からの発注がほとんどだったんですね。昔ながらと言いますか。当然今の時代は厳しいわけです。現にこの季節は仕事暇ですし(笑)。あと、地元の青年団はこの地域に住む人は参加必須だぞ!みたいな古いしきたりというか、そういったものにも違和感を感じることも少なくありません。
あぁ、それわかります。自分が移住する側だったら、確実に地域付き合いを気にしますもん。ねっとりとしていたらヤダなぁ。という漠然としたレベルですが。
そういった旧態依然としたやり方ではなく、緩やかな横のつながりといいますか。特にSNSが発達した現代、昔ながらの濃いおつきあいは今の若い人たちにとっても受け入れ難いのでは?それに抵抗がある人は、結局自分の家のことだけを考えてしまうようにならないか・・・?ただ人が居るだけ・・・という状況になりかねないところに危機感を感じています。
今まさに、TV局としてもソーシャルネットには脅威を感じています(汗)
緩やかな横のつながり
土建屋だけどソフトを絡める。ゆるい横のつながりを持つ。というのが今のスタイルなんじゃないかな。と。
なんかブログに似ていますね。
ソーシャルはかなり意識していますね。
ソーシャルというと、Facebookとかですかね?
そうですね。私はほとんどFacebookですね。blogもやってはいるのですが・・・。
で、私がblogの方をメインで。
ちょうどいいところに彼が居た!みたいな(笑)
笑
NPOとしての目的も果たしつつ、かといってそれだけでは我々も食べていけないので、本業のビジネスも成り立たせないとこの活動を続けられない。決して両者は相反するものではなくて、両立できうるものだろうと。
スポンサーリンク
田舎、地方のリアル
土建屋をやっているとひどいもんですよ。おじいちゃん、おばあちゃんだけがだだっ広い家に住んでいる。納屋には消費しきれないほどの日用品が転がっている。「息子が・孫がきたら使うんだ」といって手放さないんですが、息子や孫は・・・やっぱり使わない。
そしておじいちゃん、おばあちゃんが亡くなって、相続された家も使い道がなくなり取り壊される・・・
http://www.sigmaweb.co.jp/?m=200810
物だけでなく、家までもがそんな状態なんです。そういった事例があまりにも多すぎるんです。昔の人は「物を大切に」という考えで育ってきたのかもしれないのですが。。。
今はもう消費の時代ではなくなってしまっている。シンプルな暮らしに慣れてしまえば、本当に必要なものって実は少ないんじゃないかな。と思うんですよね。
それ、分かります。私も引っ越しを機にトラック1杯の荷物を捨てましたし、現在は2人で1LDK、32平米の部屋に済んでいます。それでも別に不便はありませんね。むしろコンパクトでとても気に入っていますよ。掃除も楽だし、その分家賃も安いし。
それに、blogで昨年XXX円稼いで全額使いましたけど、物を買ってもまったく心は満たされませんでしたね(汗)。そんな実体験もあって、今はかなりシンプルな暮らしをしている方だと思います。
そうでしょう。モノは買った瞬間に終わりなんですよね。
本日色々とお話を伺っていて、フルサトを作る。という本と通じるものがあると感じました。和歌山で似たようなことをやっている方が書かれた本なのですが、よかったらご覧になってみてください。私一度旅行で和歌山を訪れましたけど、温泉がたくさんあって、すごくよかったですよ。
売り上げランキング: 49,263
ありがとう。僕は山崎亮のコミュニティデザインという本をお勧めするよ。今回話した内容にかなり近い、コミュニティづくりの方向性を示してくれているよ。
学芸出版社
売り上げランキング: 12,742
ありがとうございます。(・・・ポチッとな)・・・買いました!
早いな(笑)
今回のインタビューを踏まえて読むと、またたくさんの発見がありそうです。たくさんの方がこの地を訪れてくれるよう、ささやかながらblogで紹介させていただきます!
それにしても、この窓からの風景、金沢の小都っぽいかんじですね。こうした渋いお家が集まってコミュニティができたら・・・やばいですね。
ヤバいでしょ?
微力ながら、お手伝いさせていただきます。
今日はどうもありがとうございました!
まとめ
私は小さい頃からこの付近に何年も住んでいます。大人になって働きに出てからはちょっと栄えた場所に住んだり、ぐるっと回ってまたこの付近に2年弱住みましたが、人の多い街と比較するととにかく時間の流れがゆっくりしています。良い意味で、牙を抜かれるというか、自然なライフスタイルに戻るというか。
人間にとって本当に大事なことになにか気づかされると思いますよ。
いきなり移住!を考える前に、一度ご自身で体感することのできる、貴重なスポットだと思います。
普通にご家族でキャンプの延長で利用するという使い方でもアリですね。
お問い合わせは下記まで。
NPO法人ふるさと福井サポートセンター
〒919-1131
福井県三方郡美浜町木野21-4-17
Tel/Fax 050-3565-5782
E-mail info@furusato-fukui.com
営業時間 10:00〜18:00(土日祝・年末年始を除く)
https://www.facebook.com/furusapo/
こちらもおすすめです。
スポンサーリンク