私は花見が大好きで春はどうしても絢爛たる花盛りの景色を見ないと、春の気分を堪能しないのである。
とは、陰翳礼賛にある谷崎潤一郎の言葉。
実は私も桜が大好きで、毎年欠かさず花見に出かけています。
今週末は夫婦でほのぼのとお花見に出かけてきました。
そこで、雪山やBBQをこよなく愛するあまり、気がつけばBBQの幹事ばかりやっている「アウトドア居酒屋」な私が花見をもっと楽しむコツを紹介してみたいと思います。
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1.場所の選定。敢えて人混みを避け、近所の穴場スポットに行く。
いわゆる逆張り。
大勢でわいわいやるのでなく家族でこぢんまりと楽しむ程度であれば、わざわざ花見の名所に出かける必要はありません。
探せば家の近所にある公園や河川敷等、どこにでも桜は咲いているはず。
むしろその方が人混みのストレスを感じる事無く、静かで心地よいひとときをゆっくりと過ごす事が出来るのです。
ちょっとしたお弁当とお酒を片手に、ゆっくりとした時間を過ごす事こそ至福のひととき。
2.桜シーズンになる前から花見スポットを見つける方法
これは桜が咲き出す前から準備しておく事なのですが、近所を散歩するときにさりげなく咲いている木の樹皮をチェックすることで、そこが花見スポットになるかどうか目星をつける事が出来ます。
桜の木の樹皮はこんな↓形状をしていますので、
桜の木の見分け方| └ その他お花豆知識
これさえ知っておけば、花が咲く前から隠れた穴場スポットを探すのに役立つこと間違い無し。
これに加えて、
- 地面は芝生である(見た目・ロケーションは重要)
- ベンチやトイレも近くにある(お酒を飲むと近くなる)
こんな条件を満たせば、もうそれだけで十分お花見を楽しむ事が出来ますよ。
3.何はともあれ防寒対策!
地域にもよりますが、毎年痛感するのは、花見の季節は寒い。ということ。「酒を飲めば暖まる」というロシア的発想のまま薄着で望むと風邪を引く憂き目にあうこと間違い無しです。
私はスノーボードをしまくっている経験から、アウトドア用の機能性インナーとアウターを装備して花見に臨みます。sunooo.hateblo.jp
sunooo.hateblo.jp
ヒートテックを最強にしたようなモンベルのメリノウールのインナーと、保温用のフリースベスト、スノーボードにも使える万能の防風用ジャケット。というアウトドアの基本である3レイヤー装備で望めば、防寒対策は万全。
じっとしているときも風を遮ってくれ、少し動いて汗ばんでもすぐに汗を発散してくれるので、屋外のアクティビティを長時間でも楽しむ事が出来ます。スポーツの時に限らず花見でもその機能性にはありがたいほど助けられます。
暑ければ脱ぐだけですが、寒いのはほんとうにどうしようもありません。
4.体を内側から暖めるのには、真空断熱ポット(サーモマグ)が超便利
やっぱり内側からも体を温めたいものです。
ひとしきり食事を終えたら、温かいコーヒーを一杯。
山と珈琲、心の一杯
私は、漫画「岳」の主人公、三歩が山で飲むコーヒーに憧れて、BBQやピクニックに出かけるときはコーヒーを持参するようになりました。
コンビニコーヒーを一杯。家でポットに淹れていったのが二杯。計三杯をいただけばトイレも近くなる。
真空断熱ポットを使う事で家で淹れた熱々のコーヒーが外でも楽しめることが出来ます。
こんなに便利な文明の利を使わない手はありません。
5.弁当持参。容器はジップロックが軽くてスタックできて便利
花見と言えばBBQをやりたくなるのが人情ですが、これには場所の選定・火の始末・後片付けなど、かなりのエネルギーを要します。
いつぞやに花見BBQをやったときのラインナップは鉄板を使った本格ナンカレー。インパクトは大だが、片付けが大変!
そこで今回はもっと楽をしようと、お弁当を詰めて出かける事にしました。
卵焼きやブロッコーリをゆでたもの、サンドイッチ等をジップロックに詰めれば、それだけでお酒のおつまみや軽食としては十分なラインナップになります。
いつものお弁当作りも、休日の花見というハレの日のイベントなら、時間に追われる事も無く楽しく準備できるはず。
そしてそもそも人気の居ない場所をチョイスしているので、弁当箱に何を使おうと見てくれを気にする必要が全くありません。
6.ジェットボイルなどのアウトドア用バーナーで熱燗をいただく
BBQとまではいかずとも、現地で火気を使えるならアウトドア用バーナーを持参しない手はありません。
できたて、アツアツはやっぱりおいしい!
火が使えるというのは、普通の花見かそうでない花見かを分ける境目といっても過言ではありません。
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火気があれば熱燗なんかも出来ちゃうよ!
7.意外と捗るアウトドア読書。kindleをお供に如何が?
今回は夫婦二人でのお花見でしたので、「わいわい」というよりは「しっぽり」というコンセプト。
というわけで今回はリュックの中にkindleを忍ばせてみました。
ほどよくほろ酔い気分の中、桜の木の下で読書。
優雅な過ごし方です。sunooo.hateblo.jp
風呂の中でkindle。今回は桜の下でkindle。
これも防寒対策が万全だからこそなせる技ですね。
いかがでしょう?ちょっとした工夫で、こんなにも魅力たくさんの花見になるのです。
参考になれば幸いです!
何も花を見るのには名所の花に限った事は無いのであって、見事に咲いたただ一本の桜があれば、その木陰に幔幕を張り、重詰めを開いて、心のどかに楽しむ事が出来るのである。
例えば私が住んでいる村の近所の誰も気がつかない谷あいや大地等に、かえって格好な花と場所とを見いだす事がある。
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