季節柄、「ダイエット」というキーワードでこのサイトを訪れてくださる方々多いようです。
そんな皆様の参考になればと思い、ダイエットをするに至った「動機」について、ちょっと考えを巡らせてみました。
記事概略
- ダイエットを実行する際の根幹となる「動機」について振り返ってみる
- 動機の強さと、継続性はほぼ比例するような気がした
- 一個人の例として参考になれば幸い
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これまでに触れてきたダイエット論
痩せる・太るといったカラクリは至って単純で、
- 摂取カロリー<消費カロリー=痩せる
- 摂取カロリー>消費カロリー=太る
こういう仕組み。
この大原則に立って日々生活していれば、自然と痩せれます。
細かい部分はこれまでに書いてきた記事で確認できますが、例えば、
朝食の摂り方について。
10kg痩せた人の共通点を分析してみたり。
理想の自分をイメージしてみたり。
といった具合。分かりやすくテクニック論的な話を書いてきたのですが、実は一番大事なのはやっぱり「動機」にあたる部分なんだと思うんです。
戦略とその背景
痩せてからこれまでの軌跡を振り返ってみて改めて感じたのが、「戦略」の重要性。ダイエット的に言うならば「やせたい動機」について。
下の図でいう矢印の部分です。
(出典は下記リンク。私が尊敬してやまない感動的なエントリーです)d.hatena.ne.jp
この図だけ見ても、何のこっちゃ?という話なのですが、リンク先には大変分かりやすい例としてappleの例が挙げられています。
例えばAppleの2001年~2010年までの戦略をざっくり図にするとこんな感じ
デジタル流通帝国の創出?これも何のこっちゃ??と思うかもしれませんが、この戦略をとった背景を勝手に解釈すると、
『コンピュータ業界っていかにもオタクでダサいものばかり。特にゲイツってあいつ何なの!?俺のアイディアをパクった挙げ句に業界まで支配しやがってこのビン底メガネ野郎!マジXXXX!!むかつくわ!俺たちの超クールでスタイリッシュな世界を作ってやろう。んでそれを普及させて一泡吹かせてやろうぜ!』ってことなんでしょう。多分(←あくまで私見です)
こうやってストーリに落とし込んでイメージしてみると、執念に近い動機があったのではないでしょうか。
これまでの生活での逆境を戦略に転換
というわけで、あなたが持ってるiPhoneやiPodなんかも、他社の製品とくらべて何となく「かっこ良かった」「先進的」だったという印象が伝わったからその商品に手を出したという方が多いような気がします。
で、本題。これを「ダイエットの動機」に置き換えると、私の場合は
- 残念ながら背が低い。鼻も低い。おまけに毛深い。外観的にはそこそこコンプレックスがあった。
- 中肉中背で育ってきたけど、あろうことか結婚を期にブクブク太ってきてしまっていた。
- 年を重ねるにつれておしゃれにも気を使い始めてきたが、あろうことがウェストや胸囲が引っかかってサイズの合う服がほとんどない。仕方なくサイズを上げた服を買うも、やっぱりなんだか不格好
と、先天的、後天的に格好良くない要素だらけだったんです。
とは言え、明るい性格だけはうまく遺伝されたようで、これが幸いして少年時代ほど周囲の人間からは人気物(イケメンだから人気だったわけではなく、フツメンだけど何か面白いから人気だった)という扱いを受けていました。これが、徐々にぶくぶくと太りだしたことが一因で崩れてしまったんですね。
で、友人からとどめの一撃。
「君は既にデブだよ」
と。
結婚して慢心しきっていたところ「周囲の目はそうではないよ」と、一気に現実に引き戻され、強い決心でダイエットに望むこととなったのです。自分が描いていた世界(デブだとは思ってもいなかった)がガラガラと音を立てて崩れるような衝撃を受けました
で、紆余曲折を経て10kgのダイエットに成功したのですが、痩せたらうまいこと
- おしゃれな服も苦労無く着れるようになったし
- 雪山田サン、痩せたらかっこいいんですね。奥さんをgetできた理由が分かった気がします。と言われたりとか、
やりたいことも出来るようになり、周囲もそういった目で見てくれるようになりました。
私の場合は、自己実現のいち手段がダイエットなので習慣化できた。
考えの根幹は全く変わっていなくて「格好良くなれているか?」というのが全ての行動基準になっているんです(もともと生まれ持った外観がそれほどではないので、なおさらこの感覚は強いよう)。
なので、食事のカロリー制限も全く苦じゃないですし(体が慣れてしまえばどうってことは無い)、運動は好きだけどめんどくさい時はしないし。
やることなすことが格好良いことに繋がれば、他の人が「ストイック」と表現するようなことも、喜んでやっちゃえるのです。
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あなたの場合は?
「自分が思う格好良い世界を表現したい」というものが私のケース。ということで、ここの部分は人ぞれぞれ自分に置き換えて考えていただくと良いと思います。
もしかしたら、彼氏が「かわいいよ」って言ってくれれば、ダイエットなんてする必要すらないかもしれないですし、「痩せて特定の個人を見返してやろう」というのがきっかけになっている方は、その先に発展しづらいじゃないですか。
これも男女差があって
- 男性は自分の国(城)を作りたい
- 女性は絶えず水やりをしてほしい
こういった遺伝的な特徴もあるので、相棒が居る方はそういった部分も考慮して接してあげると良いと思います。
そういうわけで、「何となく痩せたい」とか「この夏までに!」とかって人も多いと思うのですが、ダイエットが続くか続かないかは、その人が辿ってきた逆境だったり、衝撃的な悪い出来事だったり。こういったネガティブな要素をバネにして、根幹の部分をどういう決意で臨むか。なんじゃないかな。と思います。
短期決戦であれば過去に書いた記事(文末リンク)がすぐにでも役立つと思いますが、長期戦に望まれる方は今一度動機について考えを巡らせてみると良いのではないかと思います。
参考程度にしてもらえれば幸いです。
では!
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