自然でユルイライフスタイル

フリーランスとして活動するブログの先生がライフスタイルや雑記を気の向くままに、したたかに。結局のところ人間は美しさを求め、自然体を追求し、上手い飯を食う!それが一番幸せになれるんだ。そんなヒントをお届けできたらと思います。

田舎暮らしを1年してみた感想など

田舎に引っ越しをして1年が経過しました。

・・・といっても、私の場合はお仕事の都合で半ば強制的に地方移住をする事となったのですが、地方移住に興味がある方もいるかもしれませんので、1年田舎で暮らしてみた感想などをお伝えしてみたいと思います。

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田舎暮らしの前後

前→人口10万人ぐらいの東日本エリア在住。都会というほど都会でもないが、田舎というほど田舎でもない。
今→人口数万人ぐらいの西日本エリア在住。イオンやジャスコがない。
こんな感じです。

「大都会からど田舎」という極端な変化ではなく、「そこそこの街からそこそこの田舎へ」という変化具合です。

お仕事的には、中枢→前線という感じで大きくポジションも変化しました。

雪山が近い

スノーボーダーにとってこれは外せない要素です。これまで、1回の出撃費の平均が約6000円ほど(リフト代込み)だったところ、アクセス至近・シーズン券利用という凶悪な組み合わせのおかげで、昨シーズンの出撃費は1500円ぐらい。従来の4倍通える計算です。時間と体力の方が足りないという感じでした。

1回1500円だったら、仕事終わりにジムやスポーツ施設を利用するのと大差ない金額ですよね?
おかげでスクール代の費用も捻出する事ができ、かなり上達できたシーズンだったと思います。たまーに足を伸ばして遠方の大きなスキー場に出かける事もありますが、普段の練習だったら近所のローカルな雪山でお得に十分楽しめます

時間に余裕がある

田舎の人たちは時間の使い方が贅沢です。だいたい適当です。

  • 時間にルーズ。集合時間はあってないようなもの。流れ集合、流れ解散。
  • それでも誰も怒る人がいない。時間という概念の前提が全然違う様子
  • 消費を煽るようなショッピング施設が無いので、必然的に自然を楽しむ余暇の過ごし方になる。
  • 仕事も日々の情報量が圧倒的に少ないから、メールの処理に追われることも無い。

こういった具合に、ゆっくりとした時間の流れ方をしています。

前職は「時間の流れが速いなぁ。」というのを自覚していましたが、今はそんな感じはありません。2倍速が、1.0倍速ぐらいに戻った感覚です。

メシがうまい!

魚がうまい。
水がうまい。
空気もうまい。
米や野菜もうまい。
何といっても日本酒がものすごく美味しい!

何でこのクオリティの酒がこんなにリーズナブルなの!?と、延髄に染み渡る酒の香りや味わいを感じるたびにそう思います。

久保田 萬寿 純米大吟醸 1800ml
朝日酒造
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久保田の万寿。バランスが良くて確かに美味しいけど、これの半額で個性のある地酒がたくさん。

ワインも日本で飲むより、海外の現地で飲む方が圧倒的に美味しいのと同じなんでしょうか。
体の中に入るものがとにかくキレイなものばかりです。

自然が豊か

海や山がすぐそばにああります。
都会の人がわざわざ足を伸ばしてリフレッシュしにくるような自然スポットにいつも住んでいる。という状態です。
自分自身も、遠出してキャンプしにいったり温泉に癒しを求めに行ったりという欲求が前よりも少なくなったのを感じているのですが、これって田舎ならではの自然に由来するアドバンテージですよね。

ちょっと海に行って読書しないか?みたいな。全く頑張らない感覚でカジュアルにアウトドアを楽しめます。
(というより、「生活そのものがアウトドア寄り」と言った方が正確)

精神が穏やかになった

圧倒的にストレスを受ける回数が減りました。
久しぶりに会う同僚にもよく「表情が優しくなったね。」と言われます。以前はガムだと思って噛んでいたものがどうやら苦虫だった模様。

時間に余裕が出たのと、多くの情報を捌く必要が無くなったこと。それから毎日自然に囲まれて過ごしているのが大きいのだと思います。
もう一度前部署で仕事しろと言われたら・・・うーん。嫌です(笑)

ちなみに、東京にも一応異動先があるのですが、このゆったり感を味わってしまったら、絶対に東京では働きたく無いですね。やってて心から楽しい仕事ことならともかく、何で削られなきゃいけないの!?というお年頃

遊んで暮らすならアリかもしれませんが、自分の考えた事をここまでblogを通じて形に出来ているのに、会社に対しては割とドライな私からすると、組織の都合で良いように使われるのはちょっと嫌な感じです。

田舎の残念なところ

娯楽は少ない。自分で見つけないと

自然はたくさんありますが、イオンやジャスコはありません。いつも与えてもらう側の受け身な方にとっては退屈で仕方ないかもしれませんが、視線を変えれば、いくらでも楽しみを見いだす事は可能です。

仕事は適当

これは仕事をしていて特に感じるのですが、

  • (誰が、誰に)何を言った
  • (いつ、どこで、誰が)何をした
  • (結論はここで、ポイントが3つあって)、詳細がかくかくしかじかで

といった、人に情報を伝える時に意識するとスムーズな( )の部分を、端折って話をされる事が多いです。
地元の人たち同士ですら話がかみ合ってなく、ともすればささいないざこざに発展することが多いのを目の当たりにしていると、主観的に話をする人が多いのかもしれません。

それでも、多くの物事は時間に余裕があるので、大して問題にならないこともしょっちゅうです(笑)

冬の自然が厳しい。

西日本ということで、冬型の気圧配置の直撃をモロに受けます。

  • 空はどんより
  • 雪はドカドカ
  • 風はビュービュー
  • 多湿でじめじめ

晴れ間が少なくて冬にも梅雨がある感じで。気持ちまでジメジメしがちです。
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雪を降らせる気圧配置(その1)・・・冬型の気圧配置とは?

日照時間と、地域毎の性格(オープンな人が多いのか、じめじめした人が多いのか)は絶対関連性があるはず。と勝手に確信しています。

関東出身の友人に聞いても「冬は精神を病みそうでヤバかった」と、口を揃えてこう語ります。
私もスノボをやってなかったら、もっとヤバかったかもしれません。

世間が狭いので悪い事が出来ない

顔見知りの人が増えるほど、どこに行っても誰かに会います。
あんまり自由な感じはしないかもしれませんが、普段から人にどういった態度で接しているかというのがそのまま外に出ても表面化してしまいます。

悪い事は絶対にできませんが、逆を言えば地域の人たちともうまく仲良くなると、耳寄りな情報を得られる事が多いです。ネット全盛ですが、生身の人間を通じた情報の精度ってやっぱり侮れません。世間とのつながりをいかにうまく保つか。というバランス感覚も自然と養われるような気がします。

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いろいろあるけど、住めば都。

というわけで、田舎暮らし歴1年。だいたいこんな感じです。
「海外旅行に行って、何をしたわけでもないけど自然な時間感覚でのんびり過ごす」というのに近いゆっくりとした充実感を味わう事が多いです。

田舎での生活ってこんな感じです。
参考になれば幸いです。


では!

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