仕事用のビジネスシャツとして用いるには素晴らしいスペックを誇る鎌倉シャツ。
せっかくならこれをカジュアルでも使いたい!と思って鎌倉シャツのオーダーを検討してみたのですが・・・
残念な事に、カジュアル用に適した着丈までカスタマイズする事が出来ませんでした。
悩み。私服(カジュアル)用のおしゃれなシャツが少ない
仕事用のシャツはなかなかの数量をストックしているのですが、30を超えたイイオトナなのに私服のときの勝負シャツって、実は余り持っていないんです。
クローゼットを眺めてふと、「ん?このたくさんある仕事用のシャツをリメイクしたら、オフの日にも着れちゃうんでは?」と思ったので、試しに1つリメイクしてみました。
記事概略
- 5000円の鎌倉シャツを3600円かけてリメイクし、裾出し対応可にした
- 新たにシャツを買い増しするよりは安くあがった
- 8600円で同等のシャツが買えるかというと実はあまり選択肢が無い
※あくまでも、「カジュアル用のシャツを鎌倉シャツでオーダーするのはお勧めできない」という点で書いている事にご注意ください。(仕事用途でオーダーしたいのであれば、とても有力視できる選択肢です)
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用意するもの 体にフィットする仕事用のシャツ1枚
用意したのは、鎌倉シャツスリムフィットのオックスフォード。サイズは37-81
(おすすめのラインナップについては上記リンクから確認されたし)
過去の記事でも書いたのですが、めちゃめちゃ良い生地を使っているくせに、なかなか私の体にもフィットして、なおかつ5000円ぐらいで買えてしまうというコスパ最強のシャツなんです。
「百貨店で買えば1万円以上はする」と唸るほどの高い品質
matome.naver.jp
個人的にもラルフローレン以上、ブルックスブラザーズに届くかどうか・・・!?といった感じの生地のクオリティ
着丈をマイナス7cmしたよ
近所にある(だいたいどこのショッピングモールにも店を構えているはず)洋服リフォーム屋へ行き、「これの着丈を71cmにしてください。」とオーダーしました。
着丈の長さはその人の背丈にもよりますが、小柄な私が参考にしたのは国産ブランドであるsoutiencolのIVY LEAGUEというモデル(Sサイズ)
やや細身のボタンダウンタイプ。
少しだけ小さめの衿や裾を出しても入れても着れる着丈が絶妙です。[着丈]1(S) 71cm 2(M) 74cm 3(L) 76cm 4(XL) 78cm
[身幅]1(S) 49cm 2(M) 51cm 3(L) 53cm 4(XL) 55cm
[肩幅]1(S) 40cm 2(M) 42cm 3(L) 45cm 4(XL) 46cm
[袖丈]1(S) 60cm 2(M) 61cm 3(L) 63cm 4(XL) 64cm
http://www.settle-clothing.com/item/SOUT-0184/
大事なことなのでもう一回良います
裾を出しても入れても着れる絶妙の長さと同じにしました。
ここ重要ですよ。仕事でもオフでも着れちゃうってことです。
改造前後のサイズ感の比較
リフォームする前、した後とでサイズの違いを表にしてみます。
サイズ | 着丈 | 肩幅 | 裄丈 | 胸囲 | ネック |
鎌倉スリム37-81 | 78 | 45 | 82.5 | 102 | 37.8 |
鎌倉スリム37-81改 | 71 | 45 | 82.5 | 102 | 37.8 |
着丈だけ直したってことです。それが冒頭の写真
出来上がったところ
1週間ぐらいで出来上がりました。
肩の高さを合わせたところ
(再掲)
来てみたところ
ビフォー
アフター
仕事用のシャツを裾だしすると「裾がベロンとしててだらしない!」という印象になりますが、カジュアルにも対応できる着丈にしたことで、シャツ出しをしても自然に見えてしまいます。
既製品のシャツをお直しする人って、意外といるらしい。
糸井重里さんの送る、ほぼ日の企画でも、白シャツを巡る一連の特集が取り上げられています。
ぼくらが選んだのは、「完成品のシャツを直してもらう」という方法です。
それがいいと思った理由は、ただひとつ。
「詳しくないから」。そりゃそうです。いきなりフルオーダーや
パターンオーダーは失敗しそう。
リンク先もシャツ好きとしてはかなり面白い内容ばかりですよ。
注意するところ
さて、なかなか満足度の高い今回のリフォーム。注意点もいくつかございます。
縫い目が粗い。
これはベースとなる鎌倉シャツがスゴいのであって、決してリフォーム屋さんを責められないのですが・・・。
このぐらい仕上がりに差が出てしまいました。「個人的には自分から言わなければまず他の人は気づかない」レベルだと思うのであまり気にしていません。
襟の高さは高い
もともとはネクタイをする前提で作られたシャツなので、当然っちゃ当然ですね。
ややドレッシー色を残した感じ。完全カジュアル着にしてはちょっと色気が残留しております。この辺の好き嫌いは人によって出るかもしれませんが、これも他の人はあまり気にする部分じゃないかもですね。
気になるお値段は3600円
裾のカーブがちょっと技術的に難易度が高いらしく、3600円ぐらいしました。ミシンを持っているご家庭であれば丁寧にやれば自分でも出来そうなレベルですが・・・仕方ありません。
ベースが5000円+リフォーム代3600円で、合計8600円。
同じ値段を出せばそこそこ良いシャツが買えそうですね。
ただ、ものすごくベーシックなシャツって探し出すと結構難しいんです。
そういう意味では今回のような「既製品に手を加える」という方法が一つありますし、Original Stitchのようなパターンオーダーシャツを最初から作っちゃう。ってのも有力な選択肢。
いずれにせよ、自分好みの1枚を追求していくと、落ち着くところはこの辺になってきたりするのかもしれません。
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まとめ
仕事用のシャツが気がつけばたくさんクローゼットにかかっていた!という状態だったので、週末用にも有効利用できないかな?と思って試してみた次第です。
なけなしの一張羅だとチャレンジしづらいですが、ベーシックな仕事用シャツを豊富にお持ちの方でしたら、なかなか低予算でできる活用方策ではないかと思います。
参考になれば幸いです。
では!
こちらの記事もおすすめです。
amazonでも麻布テーラーがプロデュースするベーシックシャツが購入できるので、これも気に入ったらベースにしちゃうってのもアリかも
自分の体のサイズを控えておくと、後々何かと便利です
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