続ける事は最強かも。
そろそろ2015年を総括しようとしているのですが、アナリティクスの解析を見ているととても興味深いことに気づいたのでシェアしてみます。
記事概略
- 2015年もブログを楽しく更新できた
- 更新頻度は数日に1記事という、ヌルい感じでやってきたけど、それでもちゃんと成長している
- ブログの強みを見つけたり、過去記事のメンテナンスをすることでもっと強くなっていくはず
- アクセスを伸ばしたいブロガー向け。
スノボのネタかと思いきや、こんなテーマだったりと、振れ幅が大きくてほんとすいません(全然気にしてない)のですが、こういう系のテーマが嫌いな人はここでさよならしてくださいね。
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はじめに
駆け出しのころ(今もですが)、熱心に読んでいたブログのひとつがenjioutさん。
その中でもとくに私の心に突き刺さったのがこの記事のこの一文
ブログで稼ぐために本当に大事な事、
それは、過去記事の修正です。
どういう記事にどれだけアクセスが集まっているのか?
そして、どういうキーワードで来ているのか?
何を求めて来ているのか?をちゃんと把握して適切に修正すれば収益は大きく変わります
http://enjiout.com/post-1508/
ほうほう。それで、で、どうやって???
「ちゃんと」とは?
「適切に修正」とは??
というのが当時全く分からなかったんですが、なんだか少しだけ分かったような気がしたのです。
ちなみに本格的な雪山シーズン前の時点で収入は月6桁に到達しました。これで雪山シーズン用の読者さんにいろんな面白い仕掛けを施していきたいと思います。懐は潤さず、さらに全額プッシュです。
概要
昨年12月初旬から1年間のアナリティクスのサマリーがこちら。
一番左の矢印が1年前にいたところ。次が過去最高到達地点、一番右の矢印が今いるところです。
だいたい1年間で160記事ぐらい。その道のすごい方々からすると鼻で笑われるレベルですが、それでも着実にPVを伸ばしています。
ちなみに緑の枠はスノーシーズン。
カービング特需が起こる時期なので、ものすごくアクセスが増えます。(というか、もともとはここをめがけてブログを始めた)
今年記事を書くときに心がけたのは、質を意識したこと。
数も大事なのですが、質の意識と言ってもそんなに大げさなことじゃなくて「どうせなら役に立つ記事にしよう」という意識で書いたことですね。
その分本数はちょっと減らしました。・・・というより、1年目のハイペース(といっても1日1-2本とかですが)を維持するといろいろ支障をきたしそうだったので、ちょっとペースを落としたのです。
それでも、2-3日記事を書かないでいると「やべ、そろそろ何か書かなきゃ!」という尻に火がつく効果が自然と出てくるのが不思議(笑)
なんだかこっちの方が性に合っているような気もしました。
もちろん、ゴリゴリ書ける人はそのほうが絶対良いです。100-200記事書いても、出世頭になるのはごく一部の記事ですから、播く種は多いほうが良いに決まっています。
自分の強み、アクセスの多い記事を調べる方法
もともとはスノボブログだったんですが、いろんなネタを雑多に扱っているうちに「あれ?なんだかこれよりアレのネタの方が受けてるじゃん!」ということに気付きはじめます。
アナリティクスの、行動→サイトコンテンツ→すべてのページ
と進むと、PVの多い順に表示されます。
(対象期間は画面右上からお好みの期間を指定すればOK)
データが存在しうる全期間で通してみると、一番たくさんの方に見ていただいているのがダイエット関係。トップ5にはスノボのスの字もありません。スノボの記事頑張って書いたのに、市場ってこんなものです。
(いいんだ。ブログタイトルに「カービングターン」って名前入れてるから、いいんだ・・・)
かの有名なイケハヤさんがどこかで言ってたのですが、
書き続けることで見えてくるものがある(←要旨)
というのはまさにこれなんじゃないですかね。
10kgのダイエットに成功したときにも悟ったこととダブるのですが、好きなこと・楽しいことしか続かないものなのです。
自分の通った後ろに道が出来ているというか、無我夢中でジタバタしていたら気がついたら形になっていたとか、そんな感じです。
小さい頃から好きだったこととか、普段何気なくやっている(他人から見たら)ユニークな事とか、自分にとって当たり前すぎて気付かないことが実は強みだったりするんですね。
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アクセス解析を利用したSEO対策
SEOってあまり詳しく無いのですが、要は「求められているものを与えること」なんじゃないかと。
あなたが与えたいものじゃなくて、誰かが求めているものです。
「ペルソナ」っていう言い方をされたりもするようですが、なんか難しいので「昔の私ってこんな事を凄く望んでたなぁ、こんな情報が欲しくて仕方なかったなぁ」と、ちょっと過去を振り返ってみて、そいつに教えてあげる想定で考えてみると、実はそれでいい線行ってるような気がします。
あとは、その「誰か」がどのぐらい多いのか、他の「類似の誰か」にも当てはまる物事なのか規模の問題・・・かな?
で、具体論です。
アナリティクスの、集客→検索エンジン最適化→検索クエリ。と進むと、どんなキーワードが、どのぐらい検索されていて、どのぐらいうちのブログをクリックしてくれているか。
てのがわかることに今更ながら気付きました。
んで、例えば
①の家具関係のキーワードだと、検索ボリュームがめちゃあって、うちのブログのそれ関係の検索順位が5.9位。クリック率(CTR)が6%弱。
ブラウザのシークレット(プライベート)モードで同じキーワードで検索すると、上位はショッピングサイトなんですよね。そりゃ敵いっこ無い。ですが、実はこの家具を買うにあたって気にしたのが「いろいろ種類があるけど、座り心地はどう違うの?」という点。これを記事にしてみました。
順位が多少低くても、それが人の役に立つものであれば、おこぼれが貰えちゃったりするんです。
②だと、先のPVランキング上位の記事とも重複してくるのですが、そこそこの検索ボリュームで、順位も1位台。
記事をリリースしたときは全く狙っていなくて「私こんな生活してます」ってのをありのまま書いただけなんですが、なぜか受けてしまいました。そのうち、この記事はできる子だ!と遅ればせながら気付いてから、見出しを工夫したり、書き方を読者が何を求めているか。それに応えられるように手直ししたりしました。
③は狙って書いた記事ですね。平均順位が1.0って、ダントツってこと(笑)??
ちょうど愛用していた腕時計の電池が切れたので、自分で電池交換をしようとし、方法をネットで調べたが分かりづらいハウツーしか無かったので「いただきます!」てな感じでハウツーものにしてみました。クリック率は56%!裏蓋はどうやって開けるの?
どんな道具を使うの?
電池はどんなタイプ?
作業上の注意点は?
などなど、自分が知りたかったことをまずはそのまま記事(見出し)にして、類似の検索ワードも参考にしながら「コストはこのぐらい」「ショップに出すのと比べるとどのぐらいお得」などの情報を手直ししていった感じですね。
この記事で数十円のボタン電池が飛ぶように売れています。
④はやっとスノボの記事。これも私が普段からやっていることを記事にしただけなのですが、意外にも検索順位が1.3位と大健闘です。
冷静に考えると、冒頭の雪山ボーナス期間が12-3月ぐらいの4ヶ月間。残りの8ヶ月間は一般的に言うオフシーズンなので、スノボネタとしても年中ニーズがあるのはこういったテーマのようです。現に私も、真夏に滑りのこと考えてますからね。
長くなりましたが、こうして分析してみる事で、
- 検索ボリュームがあるがクリック率が低い→記事の順位をあげる
- 検索ボリュームは少なめだけどクリック数が多い→さらに順位を上げる、類似のネタで補強・支援
などの作戦が考えられますね。
検索順位ごとの戦い方
こうやってみてみると
・そもそもの検索ボリューム→市場の規模
・クリック回数と率→シェア
みたいな、実際のお仕事的な感覚で考えることができるんでは無いでしょうか。
運良く1位を取れている(または取れそう)のであれば、関連記事のリンクを記事に追加してあげたり、自分の論点を補う引用を他ブログから用いたりして、その地位をさらに強固にするのが王道なんですかね。
私の場合「読者は別の観点でも調べたいはず。というか自分ならそうする」と感じたら、平気で競合さんの記事もリンクしちゃってます(←効果は測定していないのであまり鵜呑みにしないように)
逆に3-5位ぐらいにいる記事を検索してみると、「あ、こりゃ1位は譲るしか無いわ」って直感的に感じることも多いです。そうすると、ゲリラ戦的な戦い方で市場の中の特定のパイ(メジャーなテーマのなかでもニッチなジャンル)をありがたくがっちり分けさせてもらう。みたいな戦い方になるんだろうなと。
極端な例ですが、
・「スノーボード」という場で戦うのはしんどいけど、「オフトレ」に特化させたら以外といける。とか
・「ダイエット」だと戦国時代だけど「食生活」で絞ると、あぁなんだ、私の土俵ね。みたいな。
麻雀でも、自分の手だけを見てては勝てない(成果が出ない)のと一緒ですね。引くべきところは引き、攻めるところは攻める。(私の場合は時間(季節)という要素もあったり)やはりそれは、場を見ないことには。
スノボブログをやってて面白いなぁと思うのが、自分の記事でも中上級者向けの記事(書きたい記事)よりも、初級者向け記事(これも記事にしちゃって良いの?)の方が順位が高いということ。
(ブラウザのシークレットモードで検索)
おそらくこれは、そのキーワードで検索する人の分布(初級者>中上級者)が現れてるんだろうな。と。
なので、検索順位を上げたい!って人はまずは狙ったキーワードの上位にいる記事が「誰に(どんな人に)向けて書かれているか」ってのを考えてみると、記事の直し方の参考になるんじゃないかな。と思います。
まとめ
- 量と質の両立。体を壊さない程度に
- たくさん見られている(PVの多い)記事をチェックしてみる
- 検索ワードをチェックしてみる
- 市場のどの位置にいるのか、上位はだれに向けて書かれているか
3,4を、アクセスのたくさんある記事から見ていくと、幸せになれそう。
結構地道な作業です(汗)。ですが、収入は結果に比例して上がると思います。多分。
参考になれば幸いです。
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