タイ・バンコクの移動では頻繁にタクシー等の交通手段を使う事も多いのですが、基本的にぼったくられます。
http://kentaroinbangkok.blog3.fc2.com/blog-entry-3.html
とても残念なことですが、日本の観光客は基本的にお人好しで金持ちでアホだと思われているみたい。あ、もちろん自戒の意味も込めて言ってますよ。
「ぼったくられるのも勉強だ」と思っていた時期が私にもありましたよ。ええ・・・
冷静に帰国して調べてみると、やっぱりどう考えてもおかしいのですが、やはり初のタイ旅行だったので「ぼったくられたとしてもそれはそれでネタになるし、まぁいいか」ぐらいにしか思っていなかったんです。ホント平和ぼけしていました。
いや、単にぼったくられるぐらいなら良いとして、現地のホテルのスタッフの方に教えてもらった話では命の危険も時にはあるとこのこと。
ホテルにあった驚愕の注意書き
チェックインすると、ロビーの目につくところにこのような注意書きが。
- 移動でトゥクトゥクを呼ぶ時は気をつけろ(イラストには禁止マーク)
- ホテルの外ではパスポートと身の回り品に注意。他の人が見えるところでお金を出す時も十分気をつけて。
- 親切にしてくる見知らぬ人に気をつけろ。人さらいの仲間かも
- レストランは席に着く前にメニューを確認しろ。どこもかしこもぼったくり価格だよ
- お互いの安全のためにセーフティーボックスの活用がうんたらかんたら
・・・と、特に1つめの、トゥクトゥクはホテル側から言わせるとどうもNGらしい様子。
バンコク市内を歩いているとそこかしこで見かけるので「雰囲気が出てていいよね〜」なんて話はしてたんですよ。
ただその時はたまたま「普通に要りません」っていう感覚で断っていたのですが・・・
ホテルのロビーで友人と、
「へー。トゥクトゥク使っちゃダメなんだ」
「何でだろうねー」
と書かれている注意書きを見ながら話していたら、スタッフのおじさんがジェスチャーで、
(人さらい)
(薬を飲まされる)
(命の保証はない)←実際はもっとえげつないジェスチャー
(絶対ダメダメ)←被害者を知っているかのような悲壮な顔つきで
と。
怖えーよ!
浮かれまくっていた我々の足下をいい感じに押さえつけてくれました。
おじさん、ありがとう。コックプンクラップ
というわけで、タイ旅行でいろいろと身をもって勉強してきたので、いろいろと紹介してみたいと思います。
タクシーは基本的にわんさかいるので、断る前提で構えて。
ラチャトゥーイ駅高架から見下ろした景色、カラフルなメータータクシーがたくさん。
3人行動だったので割り勘をすると意外とお得だったタクシー。
ホテルの注意書きや、事前に購入したタイのガイドブックにあるように「向こうから親切に声をかけてくる人は、だいたい詐欺かぼったくり」とのこと。
とは言え全く見知らぬ不慣れな土地できょろきょろしてる私たちは、親切に声をかけられると条件反射で対応してしまう者なのです。(それに物価も安いので「これぐらいならまぁぼられてても良いか」とつい甘くしてしまう)
タイ旅行4日目でやっとその危機感の無さを認識させられました。
基本的なタクシーの乗り方
こちらの記事で基本的なところは全て網羅されています。
助手席の前に『ワーン(空き)』とタイ語で書かれた赤いランプが灯っていたら空車です。ランプの色が赤いのは日本と同じですね。
http://www.bangkoknavi.com/special/5004583
一応簡単にポイントをおさらいしておくと、
つかまえるまで
- 助手席ダッシュボード付近に赤いランプが付いているタクシー(空車の目)を見つけたら
- 手を正面に伸ばして、手招きする(手を上げなくて良い)
これで止まってくれます。
多少ギリギリになってもタイらしく機敏に止まってくれます。
普通の人が活動している時間だったら、タクシーがいるので問題ないです。
捕まえた後。絶対にそのまま乗り込んでは行けません。
私たちが取った方法が、
- ドアを開け、まず行き先を告げる(この時点では乗らない)
- 向こうが金額を行ってくる
- 料金交渉をする
- 合意したら乗る
- スマホでばしゃばしゃ写真を撮る。マップで現在位置を確認する。(警戒してるよ感を出す)
こんな感じでした。
無条件で乗るのはやめましょう。=向こうの思うがままってことです。それだけで盛大に不利です。
ホテルの注意書きにあったレストランのくだりと同じですよ。ここは日本じゃ無いのです。
一応交渉もしたけど、帰って調べたら全部ボッタクリだった。
私もそれなりにぶっ込んでいく側の人間なので、半ば楽しみながら運ちゃんと値段交渉をして乗るようにしていました。
行き先を告げて値段を確認の上、さらに交渉する方法ですね。
タクシーの悪い乗り方・実例1。
ラチャトゥーイ駅からRCAに行く道でのやり取りです。
- 上記の方法で流しのタクシーを合図して停める。
- 運ちゃんに直接行き先を告げる。
- ついでに「how much?」と聴く
- 何故か相手もちょっと意外な表情で、「え!?うーんじゃ150バーツで」という感じで言ってきた
- 「ok」って言って乗り込む
こんな感じでした。初回のタクシー利用だったので言い値で乗り込みましたが、、、
タクシーを止めて行き先を伝えると「300バーツだ」って言ってきます。
言い値の料金は全部ボッタクリです。そう思っていただいて結構です。
http://jinyablog.com/travel/thailand/post-2172/
はい。完全にこの通りです(笑)
正規の料金表を見て愕然とした。2倍、3倍の値段!!
帰国して「はて、はたしてあの時のタクシー代は適正だったのだろうか?」と、メーター表を調べてみました。
タイ・バンコクのタクシー料金の相場が分かる料金表:タイチのバンコク食べある記
上記のサイトを参考に、使ったタクシーと移動距離、正規料金と思わしき料金を表に整理してみました。
金額の単位はすべてバーツです。
ルート | googleマップでのだいたいの距離 | 実際に払った料金 | 適正料金 |
宿最寄りのラチャトゥーイ駅からクラブのRCA通りの入り口まで | 5km | 150~200 | 80ぐらい(高速代2-30バーツ込み) |
エカマイ駅から同じくラチャトゥーイ駅まで | 7.4km | 200 | 67バーツ |
ホテルからスワンナブーム空港まで | 30km | 400 | 230ぐらい(高速代35バーツ込み) |
な、、、なんと、はやり2~3倍もの差があるではないですか!
ここまでぼられまくると、ぼったくるのがむしろ正規料金なのでは?という気がしますね(汗)
その時はボラレタと思っていませんでしたが、後日、同じ場所に行く為にメーターでタクシーに乗ると60バーツでした。
3倍くらいの値段をふっかけられていたんです。
タイのぼったくりタクシーに勝つ方法
これほどぼったくり行為がまかり通っているとカモにされて当然です。
タクシーの悪い乗り方・実例2。
24時頃のRCAからラチャトゥーイに帰るまでのやり取りです。この時は交渉人+運転手のコンビプレイでした。
日本語で書いてますが、そのとき適当に喋った英語もかっこ書きで書いておきます。
(タクシーの近くに寄ると、待ち構えていたおっさんとエンカウント)
私「ラチャトゥーイ駅まで行きタイ(to ratyatui)」
おっさん「220バーツでどう?」
私「高い。100バーツだ。お願い!(酔った勢いで抱きつく)」(too much!! 100!)
おっさん「お前クレイジーだな」
私「え、来た時は150バーツだったよ(when we came here,150B)」
おっさん「今は深夜だ」
私「あっそ。じゃいらない。(ok,no thank you.bye~)」
(友人から「え、雪山田さん、これでもう良いじゃないですかー」と味方から横やりが入る)
おっさん「200でどうだ?」
私「えー。まぁいいよ(ok~)」
という感じのやり取り。
んで、そのおっさん。自分で運転するかと思いきや、そばで待機していた運ちゃんにいくばくかのお金を渡して去っていきました
お前が運転せんのかい!
後から気づいたのですが、これは交渉上手・会話上手なおっさんの典型的な中抜きビジネスなんですね。
やはり、流しの運ちゃんを捕まえ、きちんとメーターを使わせるよう交渉するのが一番です。
人が1枚かんでいるシステムが安いわけが無い。
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次回、私ならこうする。必勝?の乗り方
今回の反省を踏まえてこのようなやり取りをしたいと思います。
なんだかんだ笑顔の運ちゃんも多い。ホクホクだからかな。
持ち物:タクシーの料金表
やり取り例1。シンプルプラン
- タクシー捕まえる→行き先告げる
- 料金表見せる。メータ使えるか聞く
- 嫌がったら速攻でさよならする
- 相手が了解したら車に乗り込む。
やりとり例2。交渉を楽しむプラン
- タクシー捕まえる。→行き先告げる
- 相手が値段を言ってくる
- えー、メーター使ってよ。と言う
- 相手がうんたらかんたらと行ってくる
- じゃ良いよ。と、その場を去る(そぶりを見せる)
- 相手は値下げしてくるかもしれないし、メータを使うというかもしれない
- とどめに、料金表を見せ、「これ知ってるんだよ」と伝える
- 相手がグヌヌってなって了解する(まだ何か言ってきたら立ち去る)
- 車に乗り込む
あなたたちの手口は知っていますよ。とそれとなく伝えるのが良いと思います。
必勝法は、助手席のドアを開けて銃を突きつける感覚で「メーターをつけろ」って言う事です。
これは間違いなくメーターで乗る事が出来ます。
向こうのタクシー運転手が強気だった場合はメーターをつけないので、無視して次のタクシーを狙ってください。
タイのぼったくりタクシーに勝つ方法
所々ご紹介したリンク先のサイトも十分参考になるものばかりです。
併せて参考にしていただければと思います。
安全なご移動を。