鋼の包丁を初めて買ってみました。それも刀鍛冶の町、岐阜県関市にわざわざ出かけて。
購入したもの
こちらでございます。
EU・スウェーデン製のハイカーボン高純度工具鋼を使用し、1本1本手打ち鍛造してつくり上げた、刃持ちの良さと鋭い切れ味を誇る研ぎやすいハガネ包丁の傑作。ミソノの自信作です。錆びます。
ミソノ刃物株式会社 MISONO CUTLERY CO., LTD.
売り上げランキング: 149,883
購入経緯
実はずっと貰い物の包丁を使っており、「いい加減my包丁を自分の目でセレクトしよう」とずっと前から思っていました。
で、もともとはGLOBALの包丁がオールステンレスで見た目もおしゃれそうなので最有力候補だったんです。
売り上げランキング: 2,807
ところが、夏の帰省に乗じて岐阜県関市にある「関鍛冶伝承館」ってところを見学しに行ってですね。
こんなものや
こんなものや
こんなものを見てしまいまして、スゴく自然に「ハガネ」の包丁が欲しくなってしまったのです。
購入したのは、ほど近くにあった物産屋で。
ハガネの包丁は絶対に錆びます。大事なことなので3回言います。
「ハガネの包丁ってどんなのありますか?」
と店員さんに聞いて出てきたのがこちらの商品でした。
刀鍛冶の展示を見てきたばかりというのもあって、目をキラキラさせながら「へー」「へー!」とただの包丁なのに感激していたら店員さんが
「絶対に錆びます!」「後で文句を言われないようにしつこく言っているんです」と、3回ぐらい念押しをされてめでたく購入の運びとなりました。
取っ手「錆びます」とのこと。
重さ163グラム
以前使っていたヘンケルスの三徳包丁との比較。前の包丁は取手のところに隙間が開いていて、どうも不衛生で・・・
切れ味テスト。トマトを切ってみた。
切れ味のテストと言えば、トマトですよね!ということでスライスしてみました。
大変良く切れます。
が、本当はこういった遊びな切り方じゃなくて、普通に野菜や肉等を切るとき。
重さの(少し刀身がずっしり)バランスも相まって、「ストン」と、おもしろいぐらいよく切れます。
ここまで気持良く切れると、もっとたくさん料理したくなりますね。
こちらのミソノの包丁は一本一本が手作りなのですね。
ミソノの包丁の切れ味の代償として錆びないように手入れをして可愛がってあげる必要があるようです。
なんだか日本刀のような包丁ですね。topicks.jp
スポンサーリンク
経年変化でアジが出てくるのがたまらない
印象的だったのが刀鍛冶の展示館でみた実際の刀剣。何百年も前に作られた刀剣が展示されている隣で、つい数年前に現代の刀鍛冶が作った刀剣なんかも展示されていたのですが、やはり新しい刀は「妙にピカピカ」していていまいち雰囲気が伝わらないのです。それに比べて昔の刀の灰色にくすんだ刀身の鈍い輝きと言ったら・・・
説明書きでも「次第に全体が灰色に変わり、錆びにくくなります」とありますが、
数日使用するとこのとおり。刃先に色の変化が見られます。
こういう「変化」はステンレスの包丁だと決して味わえませんよね。
そのうち所々錆びだして、磨いたり錆びとりをしたりといった手間が出てくるのでしょうが、その分愛着もわいてくるってものです。
永く使えそうな男心をくすぐる逸品ですよ。
参考になれば幸いです。
スポンサーリンク