自然でユルイライフスタイル

フリーランスとして活動するブログの先生がライフスタイルや雑記を気の向くままに、したたかに。結局のところ人間は美しさを求め、自然体を追求し、上手い飯を食う!それが一番幸せになれるんだ。そんなヒントをお届けできたらと思います。

スノボが好きすぎて長野に移住した体験談をインタビューしてきました。

スノーボードが好きすぎて、好きすぎて、好きすぎて!!!
夫婦で長野に移住した人に「ぶっちゃけホントのところどうなの?」と、インタビューしてきました。

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お話を伺ったのは、先日の長野へのスノボ遠征で、現地をアテンドしてくださったIさん夫婦です。
Iさん夫婦は、以前は京都在住。夫婦そろって看護師のお仕事をしていました。

旦那さんと私は、以前からスノーボードを通じて仲良くさせていただいた関係。2016年の年末にお会いした際、「私ら、仕事辞めて長野に引っ越しますんで!」と言われてびっくりしたのを覚えています。

んで、この度長野遠征でお世話になった際、ご夫婦ご了解のもとでインタビューを敢行してみました。

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移住したきっかけは?

夫&妻 スノーボードがしたいから!(即答&真顔)

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こんなことって今しか出来ないから、やりたいときにやるしかないと思ってて。友達ができちゃった婚をして、「やりたいことができなくなった。。。」というのを目の当たりにしたり。もともと仕事は看護師だったんですけど、実は看護師って私たちのように振り切ってる人の割合が高いんです。海外に彼氏がいたり、私たちとは逆に冬に働いて夏はダイビングをしに沖縄へ。という人も。


手に職があるので、サラリーマンと違ってどこでも働けるし、以前から看護師の仕事そのものを掛け持ちして沢山稼いでいました。今はその蓄えでスノボライフを送っている感じです。

行き先の決めては?

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地理的な条件ですね。
実家(富山)から離れてなくて、ボードができて。のいいとこどりです。
本当は長野市のほうが県庁所在地なんで栄えているっぽいんですけど、それだと山奥過ぎて。実家への帰省で安房峠を使えばよいのでアクセスも容易です。


候補に挙がっていたのは、北海道、長野、名古屋あたりです。
北海道は、基本北海道の中だけじゃないですか。それで候補から無くなって。
名古屋は仕事する上で楽かな~と。岐阜のスキー場も近いですし。

結局、名前のイメージに釣られて長野に来ました(笑)

長野といえば白馬!だったたんですけど、実際行ってみると、ネームバリューでよく聞こえてたんだな。というところも見えちゃったり(汗)
パウダーを狙うなら実は新潟の方が良かったりするんですよね。

実際移住してどうですか?

夫&妻
意外に住みやすいですね。生活はすごくしやすい。
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松本市 - Wikipedia


スーパーも車ですぐだし、駅も郵便局も近いし。
アパートの駐車場代も前住んでいた京都より安くって、二台で一万円行くかいかないかだし。
どこのお店もちゃんと駐車場あるし、駅の近くはコインパーキングだけど、スーパーの駐車場などは完全に無料です。


バランスがよいですね。派遣ができる病院が家のすぐそこにあるので、困ったらいつでも働けます。
今のアパートも駅に近く、空港も近く、ICも近く。と、立地はとても良いです。

働き方とお金についてはどう考えているのですか?

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今はプーです。
予算は2百万円と決めていて、シーズン中であろうがなかろうが、そのお金を使い切ったらそこでスノボはいったん終了。それが終わったら働くことにしています。


「何が何でも働かない!」ってわけでは全然なくって、健康診断のように一日ごとの仕事もあるんですよ。

仲村
スノーボードはお金かかりますからね。「雪山移住ライフ」ってブログで稼げそうな気もするけど。

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ゲレンデでは極力お金を使わないようにしているし、ご飯はスーパーで買って、お茶も沸かしていくし、逆にスノボ行かない日のほうがお金使うかも。
毎日毎日滑りに出かけていますけど、ちゃんと家計簿もつけて支出を管理しています。


出撃費の節約については、JTBシーズン券と、早割を先に買っておいて、そこを中心に攻める感じです。

16-17シーズンだと55,000円で、かなりたくさんのゲレンデが滑り放題になるので、JTBのシーズン券はほんとにおすすめです。
あるいは、マックアースの信州セブンだと30,000で滑り放題です。

パークなら斑尾高原、高井富士。カービングなら野麦峠、エコーバレー。と、いいところはちゃんと抑えています。
ただ、どうしても二人で毎日行動していると、スノボに行くこと自体がルーチンの日常になるので、マンネリしがちです。
なので、パウダーやツリーにもチャレンジするようになりました。

仲村
定期的に誰か来ると刺激的でいいですね。


是非また遊びに来てください(笑)

不安とか、不便はないのでしょうか?


税金や社会保障など、納めるべきものをきちんと納付していれば大丈夫かなぁと考えています。
移住に伴って住民票も移しました。先々子供ができた時のことを考えると、保育園のこととかも関係してきますしね。
あんまり難しく複雑には考えてなくて、ちゃんと納めてれば大丈夫かと。


不便についてですが、除雪はやっぱり面倒ですね。
雪が降る日は大変です。滑り終わって雪掻きして、車に入り、車を発車させる直前にも雪かきしして。。。先日の大雪の時は大変でした。
朝起きたら車が真っ白!え?ワイパーって上げとかなあかんの?とか(笑)

おととし、昨年はあまり雪がなかったのでそんな心配があるとは気づいてなかったんですけど。。。

雪道運転の恐怖や、ワイパーが運転中に凍ってくるのがヤバイです。
エンジンスターター様々です。


あと、最高気温が1~2度なので、洗濯物が乾きません。
ウェアは2ペアあるので大丈夫なのですが、アパートを決める際の方角には注意が必要です。今のアパートは日当たりが悪くって(笑)。

仲村
僕も以前福井に住んでいた時は、南向きのバルコニーでも洗濯物が乾きませんでした。連続出撃になるとウェアを乾かすのが間に合わないので除湿器を買ったのですが、あれは便利ですよ。

働く/遊ぶのオンオフについて、ビフォーアフターで言うとどんな感じですか?


以前は、シフト勤務(日勤、夜勤)だったので、仕事休みの日にスノボに行ってました。
夜勤明けて→昼寝して→夜出発して→朝方にゲレンデについて滑る。

現在は、
仕事をガーーーッとしてきたので、その分今はガッツリお休みして→仕事も休んで→思いっきりスノボ滑りに行ってます。

仲村
私のバイブルでもある「週四時間だけ働く」という本にも同じようなことが書いてありましたね。それを地で行っているわけだ。

「週4時間」だけ働く。
ティモシー・フェリス
青志社 (2011-02-03)
売り上げランキング: 21,857



ただ、松本在住だとどのエリアも基本日帰りになってくるので、3,4日連チャンになると朝起きるのがきついですね。3日目になってくるとQPコーワゴールドが欠かせません。

仲村
あぁ、あの記事で紹介した(笑)


これだけ滑れる環境にあると、逆に体を休めるのがもったいなく感じますね。

滑り飽きることはないのですか?

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疲れているのに無理無理すべりにいっても効果が薄い。夏の間の体力づくりが大事だなぁと思うところはあります。
最後は体力勝負ですね。

スノーボードが仕事みたいに感じるときもあります。
「やりたいこと」から、「やるべきとこに」なってきたりも・・・

仲村
そ、それは本末転倒な・・・汗


ですが、1日休みを入れて、板のメンテをして、スーパー行って、普段の生活をしていると、やっぱり滑りにいきたくなります。
連日の滑走だと、最初の一本を滑るまでがモチベーション的に一番きついですね。

早めにゲレンデに行って、14時位に上がって、22時には寝る。という生活リズムにしています。

今のような生活をするきっかけというか、どういった風に考えが従来から変わったんですか?


仕事のキリが良かったということです。
働き始めてから4,5年が経って仕事も覚えて、中堅になって、一人前になった気もして。
人との衝突もあったり、そのうち別のことにも挑戦したくなって、、、若いうちにやりたいことやりたい!って感じるようになって、行動に移しました。

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前々から彼はそう言ってたんですけど、「ホントにやるんだ!」ってなりました。
私は皆で滑りに行くのが楽しいタイプなので、いざ移住するとなると当然最初は友達がいないところからスタートするので、そこは不安だったかな。

夫は自分で滑って新しい発見とか上達が分かるのが楽しいタイプなのでガッツリ滑れる環境が欲しかったんでしょう。去年までは仕事の休みもばらばらだったので、滑りもばらばらに行ってました。でも今はお互いペースも会うし、一緒に滑れるようになったし。

仲村
二人で1つのことをしてる、まとまってる。という印象を受けます。


でも、感覚派と理論派でタイプが違うのでお互い教えられないんですよ(笑)

移住ライフにあこがれる人へのアドバイスはありますか?

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オススメかというとオススメできません。それなりの覚悟がいります。
僕らの業界(医療・看護)は振り切っている人の割合が多いので、人の目は気になりませんでした。


ボードが好きすぎて、モリスポに就職した保育士さんとか
ボードが好きすぎてディガーになったトラック運転手さんとか、結構いるんです。


以前は寝る時間を削って働いてきたので、今は休憩のターンです。僕たちがこうしている間に同期達は出世しているんでしょうけど、私は私でいいかなと。
「みんながんばれー!」て感じで見ています。
僕は、大好きなスノボの、滑りの濃さ・質をあげたいですね!

夫&妻
そして、安定を求めるのは決して悪いことではないです。
「手に職」なり「生活のベース」がある上で思いっきり好きなことをするのが良いのかもしれませんね。

まとめ

お二人のお話から、本当にスノボのことが大好きで大好きで仕方ない!という思いが伝わってきました。
人の目や評価を気にせずに、好きなことを貫いている姿勢、それでいて、収入と支出についてもきちんとコントロールしている姿は、見習えるところがたくさんあると思います。
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んで、私はこんな風に考えてます。

雇用の流動性ってあって全然OKだと思うけど普通に移住するなら、やっぱり職の問題はついて回ると思います。
けど、自分自身に手に職なり、武器を持っておかないと結局立場が弱いままの立ち振る舞いになってしまう。。。そういった意味でもIさん夫婦の移住はある意味最強。

実際私も大阪に来ていろんな出会いがあったり、ビジネスの場に遭遇したりと、毎日が発見の連続です。
SNS全盛な昨今、個と個のユニークなつながりから生まれる価値を循環できると良いなぁと思う次第です。

参考になれば幸いです。

では!

※仲村屋に感化されて、ブログを始められました!リアルの声が面白いので是非読んでみてください。
ドロップ!~毎日スノーボードがしたい!長野移住支援ブログ~