いつか自分のお城(マイホーム)を手に入れたいと思っている雪山田太郎です。こんにちは。
《岐阜:ももぐさ》山奥で見つけた、空間作りのヒントと知恵。 | キナリノ
こないだのGW実家への帰省の際、足を伸ばして有名建築家が手がけた作品(家)の実物を見に行ってきました。
記事概略
- ももぐさカフェ、ギャルリ百草に行ってきた。
- 道中、毛虫に行く手を阻まれたが無事到着
- このカフェは中村好文さんという有名建築家の方が設計した建物。本物を間近に体験してきたけど、素敵過ぎた。
- 自然好き、古民家好き、安藤雅信さん好き、中村好文さん好きには間違いなくおすすめ。虫嫌いは要注意。
スポンサーリンク
訪問の目的は、個展ではなく「家」
通常この場所を訪れる目的の多くは、安藤雅信さん(陶芸家)の個展であったり、妻である安藤明子さんのサロンであったりするのでしょうが、私がこの場所を訪れたのは、中村好文さんが設計したとされる「建物」をこの目で見るため。
かねてから「いつかは賃貸ではなく、自分の好き勝手に手を加えられる持ち家が欲しいなぁ」とぼんやりと考えていたところ、こちらのブログで中村好文という建築家の存在を知り、
いつか家を建てたいと思っている人は、「まだ土地もないし家のこと調べるにはまだ早い」などと考えずに具体的な予定はなくても建築雑誌とか本とか読んどいた方がいい。自分は家を建ててから中村好文さんの本を何冊か読んでとても後悔した。
家を建てたので得られた知見を共有します - portal shit!
一度実物を見てみたい気持ちが沸々と湧いていたところ。
中村好文の著書に登場した「ももぐさカフェ」
上記のブログがきっかけとなって氏の著書も何冊か読むこととなり、この人の普通さ加減(良い意味で、巨匠っぽくない親近感)といい、暖かみのあるスケッチといい、夫婦二人して氏の魅力に取り憑かれてしまったわけなのですが、こちらの本に登場していたのがももぐさカフェだったのです。
ギャルリ百草の公式Facebookでも、本当に氏が設計したものということが確認できます。
岐阜県多治見市東栄町の森の中にあるギャラリー。古民家を名古屋市から移築した「ギャルリ百草」に中村好文設計の「ももぐさカフェ」が併設しております。
ギャルリ百草 - 岐阜県 多治見市 - 美術館・アートギャラリー - 基本データ | Facebook
帰省のついでに足を伸ばすのにうってつけの場所だったということもあり、念願かなって足を運んできた次第。
早速洗礼?を浴びる。この時期毛虫に注意
さくっと現地に着くかと思いきや、意外なものに行く手を阻まれてしまいました。
それが、目的地に向かうにつれて増える、糸でプランプランとぶら下がっている毛虫。
うっかり肌に付くと、きっと痛い。防御のためにも傘は絶対に持って行くことをおすすめします。
昔、柿の実をもごうとして葉っぱについていた毛虫に触れてしまったことがあるのですが、ピリピリとした痛みとかゆみに襲われました。防御は万全に!天気が良いからといってバイクやオープンカーで行くと悲惨なことになると思います。
一応、防御用の傘(お客さんが多かったので、ほとんど貸し出し中だった)と毛虫注意の張り紙が入り口付近に置いてあります。
張り紙の内容を要約するとこんな↓感じ。
- 対策は講じてきたけど自然の力には叶わない。ごめんちょ。
- つばの広い帽子や傘が防御におすすめ。
- 衣服に汁がついて汚れても、その日のうちに部分洗いすればまず落ちるよ。
- 痒かったりチクッとしたら要注意。店員さんが助けるよ。
- ほんとごめん。何かあったらいつでも言ってちょ。
虫が苦手な人は、くれぐれもご注意ください。時期をずらすなどする工夫も必要かもですね。
駐車場。たくさんある
GW中で結構な人の入りでしたが、普通に駐車できました。
アプローチ・外周がそそる
おお。
おおお。
たまらん。
外回りには、こんなオブジェも。
ちなみに、ずっと傘をさしています。
外観も素敵すぎる
どこからどこまでが氏の設計かは分かりかねるのですが、外観も素敵。
こっちはカフェ部分。窓の面積が広い。
ギャラリー部分。築100年の古民家が素敵すぎる
入り口。渋い。
入り口入ってすぐ。人がたくさん!
「ここに来たくて来た」というアートアンテナの高い人が多い。客層がいつも(=連休中の観光地や高速のSA等)と全く違うのを一瞬で察知。
鞄は預けるシステム。貴重品は小さなポーチで持ち歩くようです。
この椅子、好文氏の本に出てきてたような。
初めて茶室というところに入ったかもしれない。天井が低く、異空間を感じる。
2Fは安藤雅信さんの皿を展示・販売
皿よりも梁に目がいく。
お皿の値段をみてびっくり!すぐに目を梁に移す。
天窓があるおかげで、かなり明るい
本能的に明るいものに惹き寄せられるように、自然光で明るいお家というのはたまらなく良いですよね。
100年前の民家を展示場所に選んだのは、そういった密接な感情のやりとりにより具体的な場が必要だと感じたからです。ギャラリーという特別な空間を作らず、土間・板の間・畳の部屋・縁側・床の間などの生活空間を使って展示を致します。
ギャルリももぐさ|概要・地図・ホテル
ももぐさカフェ、私が感じた魅力は「アウトドアBBQと通じる外の景色」
そして気になる本丸のカフェ部分。明るい。
古民家ゾーンとは少し雰囲気が変わって現代的な印象を受けますが、椅子や机などの古いものもうまく組合わさっていますね。
これはスゴイ。開放的で涼しげ。
あいにく食事を別の場所でとったあとだったので、コーヒーだけを頂いてきました。
コーヒーの味は普通ですが、それを差し引いてもこの空間は素晴らしい。
こういった「雰囲気・空間の心地よさ」を上手く表現するのが難しいのですが、アウトドアでご飯食べるのがたまらなく好きなのと根っこは似ているのかもしれません。
自然好き、古民家好き、安藤雅信さん好き、中村好文さん好きでしたら、間違いなくおすすめスポットです。
お近くに寄る機会があれば、是非立ち寄ってみてください。
スポンサーリンク