賛否を巻き起こした本件。新生活が始まってすっかり1ヶ月が経ちましたが、定時30分前の出社を続けている新人さんはどの位いるのでしょうか。知る限り我が社では皆無。
ちなみに私は定時45分前出勤を8年続けている社畜ですが、せっかくなので早朝派の立場で綴ってみたいと思います。
今回のネタは、4月頭に話題になってたこれ。
入社2日目の明日からできる、簡単なこと。
毎朝、定時より30分前にきっちりした身なりで出社し、新聞を読んでなさい
スーパーお得な生命保険会社のシャチョさんのblog。
その2週間後には、別の方のこんな記事も。
ねむい
新社会人なので毎日定時 45 分前に出勤し、机周りの整理をして日経新聞を読んでから朝礼に臨む生活を 2 週間続けた感想 - 猫背で進め
めちゃめちゃ忙しいはずのシャチョさんがわざわざblogで伝えなすったメッセージ。
これを8年も続けてしまった凡人が今どうなっているかを晒してみたいと思います。
早朝経験豊富な社畜の私が観察した、早朝出社する人のおおよその割合
当社比で大雑把にこんな感じ。
- 1時間半前 1/300(一番乗り)
- 1時間前 1/100(各フロアに一人)
- 45分前 1/20(部に2人)
- 30分前 1/5(課に2人)
- 15分前 半分以上は来る
自転車通勤するときは1時間半前に会社に着くようにするので、ほぼ100%一番乗り。普段は45分前出勤なので、この時私を含めて来ているのは部で2人ほど。
15分前にもなると半分以上の人が出社するので、この時点で既にガヤガヤし出します。
そんな早く行って何してるのか?もっぱら情報収集or仕事の下準備
当然始業前なので、仕事をしてもしなくても、その日の気分で好きなことをやっています。特に切羽詰まってない日は、web版日経やはてぶ、RSSを捌いたりとか。
社畜という割にあんまり仕事は・・・始業前なので良いではないか!
自分にとって自分が一番大事なクライアントだということもお忘れなく。1日1時間は時間を空けて自分ブランドに磨きをかけて、インフラを整えましょう。
「今週は仕事がボリューミーだけど、早く帰りたいから仕事の下準備をしようかな」って時ももちろんありますが、基本的にはトータルで自分のためになることに充てよう!と、心がけるようにしています。
何か良いことはあるのか?誰も居ないのが良い
給料は上がりません。
評価も別に上がりません。
ですが、誰にも邪魔されないスーパー頭が冴えた時間が30分は確実にある。
これがたまりません。
寝て疲れをとった後、朝のうちが最高の時間であることは容易に理解される。
朝、目を覚まして気分爽快であるのは、夜の間に頭の中が奇麗に整理されて、広々としているからである。
朝の時間が、思考にとって黄金の時間であるのも、頭の工場の中が良く整理されて、動きやすくなっているからに他ならない。
出社前は、家に妻がいるので当然会話するし、テレビは朝のニュースでガヤガヤ音出してるし。
夜はさすがに疲れて帰るので、風呂入って早く寝たい。そう考えると、意外と静粛な空間にいられるというのは少ないのです。
多くの人がやらないことに価値があるし、一人で没頭できるのは良い!
静か+朝のすっきりした時間帯。自分の世界に没頭できるというのがなかなか心地良いのです。ブログネタを考えたり、社外での活動のことを考えたり、海外旅行の計画を練ったり、時には仕事をしてあげたりと、お好みに応じてどんなことでも!
こういった朝ゴールデンな時間帯を意図的に設けることで、良い土台が出来ていくように思います。
シャチョさんブログに今更ながら言及すると
配属されたばかりの新人さんは実績を示せる物がない良くも悪くも「まっさら」な状態だから、身なり・時間・情報に気を配っている姿勢を見せたらいいんじゃないの。ってことなんでしょう。今もやっている人どの位居るんだろう?
ひとまず、服装の効果と時間の大切さについて個人的にしっくり来ている点を引用しておきますと、
服装について
服装が、“その人”の人となりを語ってくれる。
言い換えると、“その人”の生活背景が、服を通して見えるということなのである。初対面の相手が抱く第一印象は、その後の仕事にも影響を及ぼす。
※鎌倉シャツ会長のお言葉、ここのシャツはコスパが異常に良く(フツーに生地が良い)、私も愛用。職場の女性からの評価もちょっと上がります(経験あり)。
時間について
世の中にはなぜかいつも時間に遅れてくる人がいますね。
・・・1つ言えるとすれば、遅れてくる人を待つのは「時間の無駄」という事です。
個人的にも時間守らない人は許せない派です。
そう遠くない身の回りでも、このように考えている方がいるってことですので、「身近な相手(お客さんや、上司の方)がどう考えているか」を考えたうえで行動すると、新人さんであったとしても見られ方が変わってくると思います。
別に早く来なくて良いけど、愛を込めてほしい
それは愛がないw!これは愛がこもってるw!と、以前皆でサッカーをやってたときに、誰かの鬼パスを揶揄してそのパスの受け手が言ってた言葉なのですが、「サッカーで愛ってw」と、そのギャップに瞬く間にブームになりました。
実はお仕事でも、サッカーで言う「愛のあるパス理論」に通じる物が絶対あるはず。
私が思うに愛のあるパスというのは、受け手がそのパスを受けた後、できるだけ無理なく次の動作に行けることまで考えたパスのこと。
より味方を活かせるように、そして次へ繋がるように。
偉そうに言うと、仕事の前後の工程にいる人のことを考えると良いですよ。ってことです。
話は変わり、先日試しに始業ぎりぎりに出社してみた
モノは試しと、ぎりぎりに出社してみました。
- 人がいっぱいいるので既にガヤガヤしている
- あれ、今日は遅いね?と(始業前なのに)聞かれる
- 仕事スイッチがなかなか入らない(頭の切り替えにどうやら30分ぐらいかかるようで、スタートダッシュが切れない)
いまいちでした。
私はこれからも続けるよ。だって誰もやってないから
- 続けるのは難しい(楽な事、楽しい事しか続かない)
- 朝の時間は有効。誰もいないとさらに最高!
- そんなゴールデンタイムを興味のある分野で使うといろいろ企めるよ
- 郷に入れば郷に従い、愛のあるパスを。
ってことです。個人的には「いろいろ企める」というのがミソですね。
実はただ単に、早起きは全く苦手じゃなくて、みんながいっぱい集まっているところに後から入っていくのが気分的に苦手なだけってオチなんですけど。
新聞配達オススメ。
朝の街を支配した気分になれる
まさにこんな感じ。
では!
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