「ベスト・パートナーになるために」という本を読了しました。
ムフフな本ではありません。至ってまじめに男女の考え方の違いを紐解き、よりよい暮らしをしていくハウツー本です。ベストセラー本。
日々の生活に非常に役立つ知識が満載でしたので、いくつか実例を交えて紹介してみようと思います。
私と君は生まれた惑星が違う
ざっくり言うと、男と女はもともと生まれた惑星が違うから、自分と同じ感覚で接してたらいつまでたってもうまくいきまへんよ。ってコトが書いてあります。
あぁ、結婚はしたものの、やはり男と女は、違う生き物なんだなと感じた出来事でした。その時は、手伝って欲しいときは、必ず口で伝えることを約束して事なきを得ました。
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手前味噌ですが、結婚しているくせに週末スノボに快くGOサインを出してくれるのは、円満な夫婦生活がベースになっていることは間違いない事実でしょう。
女性の愚痴は聴いてあげることが大事!
至る所、ありとあらゆるところで人生の先輩方から聞く話です。
結婚する時も「おまえな、いいから奥さんの愚痴は黙って聞いてあげるんだよ」って言われましたもん。当時は「はー。そうなんですかー。」みたいな程度でしたが、本文から引用すると・・・
女性が精神的に落ち込んでいるときに必要としているのは、解決策を教えてもらうことではなく、ただ自分の話を聞いてもらうことなのだ。 そうしてくれさえすれば、彼女は次第に自力で精神的に立ち直っていく。ほかの誰からも指示を受ける必要は無い。
なんと。。。
ついついやってしまうのが、解決策の提案。日中仕事している身からすると、いとも当たり前のように解決したくなるのが男の性。でも、絶対しちゃいけないようです。
女性は、意見ではなく、共感を求めている
我が家でも試してみて上手く行っているのが、復唱してみること
ご多分に漏れずうちもしょっちゅうあるんですよ。妻の愚痴。
愚痴をただ延々と効かされるのは聞いてる側もつらいです。だって生産性がない堂々巡りだし。(←という発想になるのが男性理論。というのもちゃんと書いてあります)
- 聞くだけ→私がつらい
- 提案、解決する→どうやらNGらしい
と、これは男にとってはどっちも厳しい事態。ちっともwin−winでない!こんなのはアンフェアだ!
なので、何かで「言われたことを復唱すると相手は自分の言ったことを聞いてもらえたと思ってくれる」というのを見たことがあり、物は試しと、私も言われたことを復唱してみるようにしました。
これが効果絶大!
なんてことはなくて、会話してて「これは愚痴かな??」と感じたときに、相手に言われたキーワードを復唱してみたのです。
- ◯◯って人がいて◎◎だったんだよね〜→へぇ◎◎だったの!?
- そう。それで□□でさ〜→・・・□□?
- うん。▲▲が××で→▲▲が××なんだ。
バカにしてるんじゃないかと思ったのですが、なんか1→2→3・・・と、勝手に会話がすすんでしまうのです。
ほんとにこんなんでいいのか!?俺復唱してるだけだぞ!?とかなり抵抗を感じながらも、気がつけば会話が進んで向こうはスッキリしている始末。
最初は罪悪感に苛まれましたが、なんだかんだで上手く言っているのでよしとしています!
あんまり露骨にやってたら、バレた(笑)
そのうち罪悪感もなくなってきて、ただ復唱するだけにしていたら、「あんたちょっとバカにしてんの?」と、バレてしまったときがあります。
こうならないように、いくつかバリエーションを持つようにすると、よりパートナーのメンタルケアに役立つと思います。
会話をしながら、どういうバリエーションがあるか、引き出しを一瞬で考えてみるのも一考ですね。
- ◯◯なんだ〜(復唱するだけ。基本パターン)
- ◯◯?どういうこと?(質問する感じで)
- ◯◯!?その人が◯◯だって?(抑揚を付けてみる)
- え、そんな状況で◯◯と言われるんだ(↑の言い方を変えただけ)
- ◯◯か、それはないよなぁ(こう言って欲しいんだろうな。ということを言う)
- 俺が◯◯っていわれたら、やだなぁ。(↑の言い方を変えただけ)
もちろんこのやり方に賛否はあるでしょう。
書いてて我ながらなんてひどい野郎だ。と思いますが、生まれた惑星が違う物同士が上手くやってくには、こんなことでもやったほうが結果的にうまく行くんだよぅ!
ということで、気になる殿方は自己責任でお試しあれ。
少なくとも我が家はこれで今のところ円満。冬のスノボも安泰です。
じゃ!